ヨガとは−ヨガとは何か−川上流ヨガ倶楽部

ヨガとは

ヨガの語源

ネパールよりヒマラヤを望む

ヨガの語源はもともとサンスクリット語の「yuj」という動詞にあり、「牛馬に軛(くびき)をかける、結びつけること。装具をつけること。」という意味です。これから派生して「統御」「結合」といった名詞を指すようになりました。


つまりヨガとは「統御」「結合」を意味し、自分自身と完全に普遍的な結合をなすことなのです。 ともすれば荒馬のごとく暴れがちになる自己の意識や身体の働きを、御者である自己が自在に統御できるよう訓練し完全に自己の管理下におき、心と身体を結合させ、さらに深い瞑想により心を浄化し、本当の自分・美しい魂と出会い、自我と魂(アートマン=純粋精神)との結合、魂我一如、魂(アートマン=純粋精神)と梵(ブラフマン=宇宙真理)との結合、梵魂一如、そして自我と梵(ブラフマン=宇宙真理)との結合・合一、梵我一如を目指していくものなのです。

そのためヨガという言葉には、自分自身と結合するために、外界に向いている心・意識を内界に引き入れ、一点に意識を集中する「精神統一」、特別集中修法(サムヤマ)や、その過程に必要な「自己鍛錬」「自己修練」といった意味をも含むようになりました。

文献において「ヨガとは何か」ということを明確に説明しているのは、ウパニシャッド中期に属する『カータカ・ウパニシャッド』であり、五官を抑制することがヨガであると定義し、さらにその心理的操作を馬車の操縦という比喩で説明しています。その馬車の操縦の例えは、ヨガ(yoga)という言葉が、もともとは馬を車につなぐ意味のヨガから来ていることを示しているといわれています。

ヨガはホリスティックな究極の健康法

ヨガとは、インド5000年の叡智である、体と心と魂をホリスティックにとらえた理論と実践を伴う究極の健康法であり、自己を変革するためのテクノロジーといえましょう。

それはさておき、このところのヨガブームでは、ハタヨガを中心にしたフィットネス重視の傾向にありますが、本来ヨガは、人間の体・心・魂を総合的に捉え、すべてを向上させ調和させていく包括的な修行体系なのです。従って、ヨガの運動面ばかりを取り上げてその効果について語ることはヨガに対する誤った理解を生む危険性があります。また、無理をして筋肉を傷める話も聞きますが、本来ヨガのアーサナは、決して無理をせず、ゆっくりと筋肉や靭帯を伸展しながら呼吸を調整し実践するスローヨガを基本としています。

またこのところ、西洋医学だけでなく、東洋医学、漢方、鍼灸、整体、各種マッサージ、アロマテラピー、アーユルヴェーダ、その他各種代替療法、健康法などに注目が集まっています。つまり、健康をよりホリスティックにとらえるようになってきたということでしょう。 そのひとつであるアーユルヴェーダも、もともとはヨガからうまれ、枝分かれしていったものだといわれています。

ヨガには、身体を鍛えることに重点を置いたハタヨガ、内面的なものを重視したラージャヨガ、ラージャヨガよりもさらに深い瞑想から自己の本質を知り、本当の自分・美しい魂=アートマンや梵=ブラフマンと出会うことを目指すクンダリニーヨガがあります。

ヨガとは、体と心と魂を総合的に健全な状態へと導くためのものであり、意識の純化・深化はもとより、美しい心身を創造することが可能となります。自然にやせる、免疫力が上がるなどの効果も、ヨガの実修をとおして必然的に得られるものだといえます。 そして、ヨガを実修すると、自己治癒力が上がり、体の状態がよくなります。体の状態がよくなると心の状態もよくなります。自己の意識が変わり、真の自分と向き合い、本当の自分とは何か、自分がなすべきことは何かが明確になり、真の意味での自己実現ができるようになります。

ヨガの究極の目的は

ヨガの根本教典である『ヨーガ・スートラ』には、ヨガは「心のはたらきの止滅である」「心の作用を統御すること」「三昧である」とあります。つまり、自己の意識や本能、身体を自在に統御することであります。

「ヨガの語源」また上記のことからもわかるように、ヨガの究極の目的は、奥深い心の内面のはたらきを導き出し、自我と魂(アートマン=純粋精神)との一体化、魂(アートマン=純粋精神)と梵(ブラフマン=宇宙真理)との一体化、すなわち梵魂一如から、絶対的な主体・宇宙真理としての梵・ブラフマンと自我との融合へと梵我一如に到達することを目指しています。

ヨガはあなたに幸せをもたらす

ヨガは、あなたに驚異的な意識改革をもたらし、本当の自分、真の自分を認識させてくれるものです。自分を知るということは、とりもなおさず「幸せ」へのパスポートを手にするということなのです。

ヨガは決して難しいものではありません。誰でも、いつからでも、自分のペースで始められるのがいいところです。ただし、自ら信じる師を見つけて師事し、ヨガの目的・本質を学ぶべきでしょう。ヨガを通してよりよい体・心・魂づくりをし、本当の自分に出会いませんか?



※詳しくは川上光正著『ヨガ健康学論』をお読み下さい。

>>川上流ヨガとは